子役の小林星蘭（８）が１４日、東京・神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズ対埼玉西武ライオンズ戦で始球式を務めた。

　この日、プロ野球のセ・パ交流戦が開幕。ヤクルトのバレンティン選手に手を引かれてマウンドに上がった星蘭は、はにかみながらもしっかりと振りかぶって投球。打者まで球は届かなかったものの、残念そうに首をかしげる愛らしいしぐさに客席から大歓声と拍手が送られた。

　始球式は昨年に続き２度目。前回はやや打者寄りの位置からの投球だったが、今年はマウンドからのチャレンジで「前より遠かったから、グッと力を入れたら小指が痛くなっちゃった。全然届かなくてびっくりした」と苦笑いし、「（キャッチャーが）遠かった。ちゃんと届かなかったから、９５点くらい」と自己採点した。

　好きな野球選手を問われると「長嶋さん」と、先日国民栄誉賞を受賞した巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督（７７）を大胆指名。魅力を「何でも本気でチャレンジする、チャレンジャーなところ」と語った。