宝塚歌劇団の元月組トップスターで女優の瀬奈じゅん（３９）、俳優の鹿賀丈史（６２）らが１９日、都内でミュージカル「エニシング・ゴーズ」（１０月７日〜帝国劇場）の製作発表会見を行った。

　同作は１９３４年にブロードウェーで初演、日本では大地真央主演で１９８９年に初演された人気ミュージカル。今回はキャストを一新し生まれ変わる。

　会場では、８９年から９６年にかけてナイトクラブのスター歌手・リノ役を演じた大地からのメッセージＶＴＲが流され、「再演されることは、何より私が一番喜んでいるかもしれません。新しい『エニシング・ゴーズ』を魅せてくださるよう、私も心待ちにしております」。大先輩の期待に瀬奈は「大いにハードルが上がりましたね」としながらも「私たちらしい作品になるよう、けいこに励んでいきたい」と決意を新たにした。

　会見後には囲み取材にも応じた。
　以前に瀬奈と親子役で共演したという田代万里生（２９）は、今作は瀬奈演じるリノに好意を持たれるビリー役で出演。報道陣から瀬奈さんとは親子と恋人どちらがいい？と聞かれると「それはもう…大切な人ですよね…」と言葉を濁すも、瀬奈から「どっち？」と問い詰められ、たじたじだった。