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プリプリ、1億7000万円を被災地に寄付

2013年8月22日 13:47

 東日本大震災の復興を目的に昨年1年間限定で16年ぶりに再結成した5人組ガールズロックバンド、プリンセス プリンセスが22日、コンサートなどの収益の一部となる約1億7000万円を岩手、宮城、福島などに寄付したことを、公式ホームページで発表した。
 
 寄付金の総額は、20日現在で5億997万6233円になる。今回は第1次寄付先として、「被災地の地域医療・看護体制を支える看護の仕事に携わる人、看護の仕事を志す若い人を応援する事業に役立ててもらいたい」との思いから、岩手など3県に5千万円ずつを寄付した。
 地域のために従事する看護師が働きやすい環境づくりや、看護師の養成・再就職対策事業などにあてられるという。

 さらに福島県郡山市で専門学校を運営する新潟総合学院(FSGカレッジリーグ)に2千万円を寄付。同学院では、准看護師が正看護師資格を取得するための通信講座が開設されており、岩手県、宮城県、福島県に勤務しながら資格取得を志す准看護師の経済的負担を軽減する特待生制度の創設に活用してもらうという。 

 メンバーは「未来をつくる子どもたちが健やかに育ちますよう、そして大人やお年寄りが安心して過ごせますよう、看護という大切なお仕事をされている方々を応援するとともに、地域医療に少しでもお役に立てればと思います」と思いをメッセージ。
 残りの寄附金については「プリンセス プリンセスの5人に、そして、皆さんとの出逢いをくれ今なお、強い絆で結びつけてくれている、『音楽』に、感謝と恩返しを込めた、未来に続く、私達なりの支援を考えております。皆さんから預かった、大切なお気持ちです。最善を尽くす為、申し訳ありませんが、もう少し時間はかかりますが、改めて、そのご報告をさせていただければと思います」としている。(ホームページは原文ママ)