シンガー・ソングライターの井上陽水（６５）と石川セリ（６０）夫妻の長女で歌手の依布サラサ（２９）が４日、婚姻届を提出することを発表した。

　所属事務所を通して「かねてからお付き合いさせていただいていた一般男性の方と入籍します。新たな家族も加わって、また新しい物語が始まることにわくわくしております」と心境を発表した。

　初のエッセー集「長い猫と不思議な家族」も、同日発売する。作詞家・歌手、そして１児の母である依布が、両親や娘との数々のエピソードを交えてありのままをつづったもの。自身のことはもとより、個性豊かな家族に囲まれて育った中で両親から教えられたこと、家族に対する思いが素直な言葉で書かれている。

　依布は、２０１１年の東日本大震災後に、娘との生活を見つめ直すタイミングで父の故郷であり、よくプライベートでも訪れていたという大好きな福岡へ移住し、地元のテレビやラジオを中心に活動している。

　エッセー集について「初めてのエッセイ集を書きました。長い時間かけて書かせていただけたことで、自分自身の中の発見や変化、ふっきれたことがありました。父、母から教わったこと。娘を育てる母として思うこと。核家族化で、家族との疎遠が目立つ昨今、家族とコミュニケーションをとる大切さ、家族ってややこしいし面倒な時もたくさんあるけれど、家族の持つ温かく大きな力に気付いたこと。無関心ほど怖いものってないように思います。お互いに関心をもてることに感謝して家族と貴重な時間を過ごすためのヒントになればと思います。」とコメントを寄せた。