佐野元春、71歳のポールの素晴らしさ絶賛
ミュージシャンの佐野元春(57)と音楽評論家の萩原健太さんが14日、都内で、11年ぶりの来日公演を11月に控えたポール・マッカートニーのアルバム「NEW」の発売記念トークイベントを行った。
他のアーティストのトークイベントにゲスト出演するのは今回が初という佐野は、ポールについて「ここ最近、自分の中で再評価している。彼は優れたソングライターであるだけでなく、優れたサウンドデザイナーだ。71歳でまた新しいサウンドを作ろうとするそのクリエイティブ力は素晴らしい」と絶賛。今作「NEW」については、「4人のプロデューサーが加わっていて、それぞれの楽しさがある」と講評した。
ポールと直接会ったこともあり、その際のエピソードも披露した。
「1989年にポールと会う機会があった。そのときに日本語で“オッス”とあいさつされたので、どこでそんな日本語を覚えたのか聞いたら、日本の監獄だと言っていた」と明かし、「どんなときにでも人を楽しませようとする彼は、自分が“ポール・マッカートニー”だということをよく分かっている」と分析した。
11月11日には、ザ・ビートルズの久々の新作となるアルバム「オン・エア−ライヴ・アット・ザ・BBC Vol.2」がリリースされる。