伝説のバンド「憂歌団」の木村充揮と内田勘太郎によるユニット「憂歌兄弟」が、来年３月１２日にフルアルバムをＬＰ＋ＣＤで発売することを、発表した。

　１９７５年に衝撃のデビューを飾ったバンド「憂歌団」。１９７０年に高校生だったボーカルの木村とギターの内田勘太郎が、学校の教室で練習したところから始まった。

　バンドは、１９９８年に無期限活動休止を宣言、各メンバーがソロ活動へ移行して１５年が経つ。それぞれがソロキャリアを歩むなか、突如として木村と内田が高校生のときに教室で練習していたように会い、東京からエンジニアを呼んで盛夏の沖縄で、すべてを一発録音した。

　レコーディングでは、カウントもなく、ヘッドフォンもたまにつける程度のラフな感じで、２人で顔を見合わせて、何となく、なんとなく火花を散らせたという。

【憂歌団】
　木村充揮（Ｖ/Ｇ）、内田勘太郎（Ｇ）、花岡献治（Ｂ）、島田和夫（Ｄ）の４人のメンバーにより、１９７５年「おそうじオバチャン」でメジャーデビュー。圧倒的なボーカル、ブルースをベースにした洗練されたギターサウンドがウリ。強烈なグルーブ感とユーモアで、日本を代表する唯一無比のブルースバンドとして、音楽シーンに大きなインパクトを与えた。数々の名盤、名曲、名ライヴを残し１９９８年に無期限活動停止を宣言。２０１２年、ドラムの島田和夫が他界。１３年に、憂歌団として１５年ぶりにライヴを行った。