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特別賞に“アンパンマン”戸田恵子喜び語る

2014年3月1日 20:33
特別賞に“アンパンマン”戸田恵子喜び語る

 「第8回声優アワード」の授賞式が1日、都内で行われ、女優の戸田恵子(56)らが出席した。

 表彰をすべき特別な活動をした作品や活動に贈られる「特別賞」を、「アンパンマン」が受賞した。
 放送25周年の日本テレビ系アニメ「それいけ!アンパンマン」のアンパンマンの声を務める戸田は、「きょうはすてきな賞をいただきましてありがとうございます」とあいさつし、喜びを伝えた。

 生みの親である漫画家のやなせたかしさんが昨年10月13日に94歳で亡くなった。戸田にとっても喪失感は大きく、「しばらくやる気がでませんでした」と率直な思いを吐露。「そうも言っていられないということで、あちこちイベントに参加しつつ、番組はこれまで通り続けていますけど、たくさんの子どもたちと接しているところに答えはちゃんとありました。大人の事情は関係なく子どもたちはみんなアンパンマンが大好きで、着ぐるみに突進してきたり、自分の顔より大きなアンパンマンの顔のリュックを背負っていたり…」と言葉をつなぎ、「(やなせ先生の)大きな傘の中に入っていたんだなということに気づかされました。私たちひとりひとりは小さな傘しかさせないけれど、声優チーム、スタッフとみんなで小さな傘を重ねて、先生のような大きな傘になるようになれるようにこれから頑張っていきたいと思います」と前を見すえた。

 ばいきんまんの声を務める声優で俳優の中尾隆聖も「25年間やらせてもらっています。すてきなキャラクターと出会えたこと、そしてやなせ先生の大切にしている思いをこれからも番組を通して伝えていけたら。精進して頑張っていきたい」と話した。