歌手の舟木一夫（６９）、西郷輝彦（６７）、三田明（６６）が４日、神奈川・川崎の川崎市教育文化会館で「青春歌謡ＢＩＧ３スペシャルコンサート」の初日公演を行った。

　３年ぶりに復活したコンサートは全国５０公演１００ステージを予定。この日は２回公演で４０００人を動員する。

　開演前の取材で舟木は「意気込みはこの年になると特にはみんななくて…ざっくばらんに、全員５０年（歌手として）やってるわけですから、妙に力こぶしは入らない」とリラックスムードで、「幕が上がれば行っちゃうでしょ！」とにっこり。
　西郷は「前回の時に『次はバリアフリーが必要かな？』とか言ってましたけど、元気にお会いできてよかった」とおどけて見せた。

　３人での公演について舟木は「楽ですよね。（歌う）分量的な問題じゃなく、何かあってもいてくれるわけですから、間違いなく心強い」と他の２人に信頼感を寄せる。
　三田は「当時（２人が雲の上の存在で）口がきけなかった状況があった中、時間がたって３人で話ができるのは非常に幸せです」と笑顔を見せた。

　娘でタレントの辺見えみり（３７）が昨年第１子を出産した西郷は、３人の中で唯一の“おじいちゃん”。
　「え？僕だけですか？どうしちゃったんですか、みなさん」と答え幸せいっぱい。「お孫さんの写真は２人に見せましたか？」と聞かれると、「まだ見せないです。悔しがるといけないから」としたり顔で応じた。