濃い顔「誇り」阿部寛、亡き母にありがとう
俳優の阿部寛(49)、女優の上戸彩(28)、武内英樹監督が11日、都内で映画「テルマエ・ロマエII」の大ヒット御礼舞台あいさつに出席した。
2012年に公開された前作は、興行収入59.8億円と大ヒット。本作も公開12日間で200万人以上を動員し、興行収入も26億円を突破する快挙を成し遂げた。
現代にタイムスリップする古代ローマ人・ルシウスを演じた主演の阿部は、「本当にうれしい。この作品に出会うことができて幸せでした」と大喜び。
タイムスリップしてきたルシウスと出会う“平たい顔族”山越真実役の上戸も、「阿部さんのやる気も顔芸も、前作を増していた。撮影当初からこれは絶対にいい結果が出るなと思っていました。阿部さんについてきて良かった」と笑みを浮かべた。
母の日ということで、上戸は「私のお母さんは沖縄出身で、お父さんは北海道出身。もう少し沖縄顔に生まれたかったなと思っていましたが、薄い顔に生んでくれたおかげで“平たい顔族”としてこの映画に出演できました。お母さん、ありがとうございます」と感謝。
阿部も「天国のお母さん。この顔に生んでくれてありがとうございました。(顔の濃さを)イタリア人にも認められました。誇りに思います」と声を張り上げ、会場の笑いを誘った。