【“昔っぽさ”がおしゃれ】文具女子が熱中 “シーリングスタンプ”の魅力は「作る過程の楽しさ」
■人気急上昇“シーリングスタンプ”って何?
手紙などに封をする際に使われ、丸い形で真ん中にデザインが施されている“シーリングスタンプ”。文具女子博のブースの1つ『シーリングワックス専門店 FooRow』では、丸い形を作る素(もと)となる“ワックス(植物性樹脂)”や、花柄・イニシャルといった様々なデザインの“スタンプヘッド”など、一から“シーリングスタンプ作り”を始めることができるアイテムがずらりと並べられていました。
■所要時間は2~3分 シーリングスタンプの作り方
一見、ハードルが高いように見える“シーリングスタンプ作り”。その作り方を、担当者に見せてもらいました。
1.シーリングスタンプの素(もと)となる“ワックス”と呼ばれる粒を、スプーンに4粒ほど載せる
2.火をつけたロウソクなど(※今回はエンボスヒーターを使用)にスプーンをかざし、ワックスを溶かす
3.ワックスが溶けて液状になったら、そのまま手紙に垂らす(今回は大理石のスタンプ台を使用)
4.その上からスタンプをギュッと押して、完成
4つの工程の所要時間は、わずか2~3分。このお店では、必要な道具を5000円ほどでそろえることができるといいます。
■「一筋縄ではいかない」“作る過程の楽しさ”が人気
20代や50代の女性に人気だという、シーリングスタンプ作り。担当者は、「初めてやると、まん丸にしたくてもなかなか丸くならない。一筋縄ではいかないところも、楽しさの1つ」と話し、「コロナ禍で始めた方が“(ワックスが)溶けていく様子に癒やされた”という声もありました」と、“作る過程の楽しさ”が人気の理由の1つだといいます。
■経験者が語る ハマる理由は「きれいに押せたときの喜び」
“シーリングスタンプ”のアイテムを熱心に見ていた来場者に話を聞くと、「きれいに押せたときの喜びと、“昔っぽさ”がおしゃれに見えて好きです(30代女性)」「ちょっと手間をかけて、作ってみたいと思って始めました。最近、いろんな色のもの(ワックス)が増えていて、再燃している感じ(40代女性)」と回答。
また、「娘が興味を持っていた」という理由で訪れた親子も。小学5年生の女の子(10)は、「(家に帰って)すごくやってみたい。楽しみです」と語っていました。