父さだ、ステージで「北山君、おめでとう」
歌手・さだまさし(63)主宰の「東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」が11日、東京・日本武道館で開催され、さだのほか、加山雄三(78)、南こうせつ(66)、スターダスト☆レビュー、ゴスペラーズらが参加した。
さだの長女でピアニストの佐田詠夢(えむ=28)が、ゴスペラーズの北山陽一(41)と結婚することが明らかになったばかり。
コンサート序盤でゴスペラーズを迎え入れると、さだはステージで「北山君、おめでとうございます」と人ごとのように祝福。客席から温かい拍手がわき起こる中、父としてリーダーの村上てつや(44)に「君たちはひとつのグループとして、グループの一員の“不祥事”をどう説明するんだ?」と“クレーム”をつけた。
村上は「僕らとしてできたことは、さださんのあの歌の歌詞を読み直したことです」と娘を持つ父親の心境をつづった、さだの楽曲「親父の一番長い日」を引き合いにして回答。同曲の歌詞に「わかった娘は くれてやる そのかわり一度でいい うばって行く君を君を殴らせろと 言った 親父として」という部分があり、安岡優(40)が「一列に並んで(自分の)頬を差し出すと…」と続けた。
さだは観客の笑いを取って納得したのか「(これ以上いじめると)“パワハラ”とか言われるから。とりあえず君たちは歌を歌っていればいいから」と言ってステージを後にし、北山はそんな“義父”に向かって深々と頭を下げるばかりだった。
ステージでは全18曲が披露された。
ゴスペラーズが「坂道のうた」「ひとり」を歌唱すれば、さだは加山と「案山子」でコラボしたほか、最後に「風に立つライオン」を歌い上げた。