クミコ、つんく♂の心の声を聞きながら
歌手のクミコ(60)が18日、都内で新曲「うまれてきてくれて ありがとう」の発売記念イベントを行った。
同曲は「NPO 法人日本子守唄協会」の創立15周年プロジェクトの一貫として、音楽プロデューサーのつんく♂(46)が作曲、作詞家の湯川れい子氏(76)が歌詞を書き下ろした子守歌。
湯川氏は「自分の声が出たら歌うのになっておっしゃっていました」とつんく♂の思いを伝え、つんく♂が声帯摘出を発表した入学式の報道後にクミコの提案でつんく♂への作曲依頼が決定したという経緯を説明した。
湯川氏はすぐ手紙をしたため送付すると、つんく♂からすぐに返事。「メールで『喜んでやらせていただきます』とお返事が来ました」と振り返った。
打ち合わせをしたときのつんく♂の様子をクミコは「お声は出ないんですけど、言いたいことは(身振り手振りで)分かるみたいな。詳しいセンテンスはタブレット(でのやり取り)ですけど、心の声を聞きながら打ち合わせをさせてもらいました」と笑顔で語った。
湯川氏も「つんく♂さんは本当に楽しそうで、顔の色も明るくて、ニコニコ笑いながら、声は出ていなかったけど『そうそう』『これでいこう』とか声を聞いていたと錯覚してしまうようでした」と明かした。