俳優の筧利夫（５３）が１６日、都内で行われたミュージカル「ＪＡＭ　ＴＯＷＮ」（来年１月１３日〜、ＫＡＡＴ神奈川芸術劇場）の製作発表会に出席した。

　少年隊の錦織一清（５０）が原案・演出を担当。東京生まれ、東京育ちの錦織自身が憧れるという「ヨコハマ」に生きる人々の出会いと別れを描く。
　錦織が約３年間、構想を練ったそうで、７０〜８０年代のミュージックを用いたエンターテインメント性豊かなミュージカルになる。

　錦織と初のタッグを組む筧は、バーを営むマスター役。「昔、“ワンパク”していて、傷があるようなイメージ」（錦織）があったことから起用に至ったという。
　ダンスや歌も見どころのため、錦織が主演の筧に心配のまなざしを向けると、筧は「若いころは“小劇場の東山紀之”と言われていた」と豪語し、笑いを誘った。

　さらに筧は「芝居付きのライブコンサートだと思っていただいて、けっこうです」と、きりり。「お客さんにはスタンディングしていただいて、お酒を飲んでいただいて。皆さん、勘違いなさらないように。仮にミュージカルと言っているだけでライブコンサートです」と、新しいミュージカルのスタイルを興奮気味にアピールした。