無期限休止前の宮沢和史、ファイナルツアー
3日に無期限の活動休止を発表した元THE BOOMのボーカルで歌手の宮沢和史(49)が11日、神奈川・横浜ベイホールで全国ツアーの初日公演を行った。
休止前の姿を目に焼きつけようと集まったファンは約1000人。宮沢は「行くぜ」と静かにつぶやき、楽曲「シンカヌチャー」で最後のツアーへ漕ぎ出した。
途中のトークでは、これまでのキャリアを振り返り「やりたいことをやりきり、自分の目標とする場所へたどり着けた、幸せな人生だった」と中間総括しつつ、「そこに安住していてはいけない。新しい山を見つけて登らなければならない。まだまだ旅は始まったばかり」ときっぱり宣言。「旅の道のりそのものが幸せ」と、無期限休止前の最後のツアーに挑むポジティブな心境を明かし、アンコールを含め約3時間で全22曲を歌い上げた。
ツアーは福岡、沖縄、愛知、大阪、広島を巡り、1月31日の東京・台場のZeppダイバーシティ東京公演でファイナルを迎える。
(C)カメラマン:ほりた よしか