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芸術監督に就任の白井晃「独特な劇場に」

2016年1月19日 20:25
芸術監督に就任の白井晃「独特な劇場に」

 「2016年度KAATラインナップ発表」が19日、神奈川・横浜のKAAT神奈川芸術劇場で行われ、4月から同劇場の芸術監督に就任する演出家で俳優の白井晃(58)が抱負を語った。

 白井は2014年4月から同劇場のアーティスティック・スーパーバイザー(芸術参与)を務めてきた。この2年間で同劇場の利点や課題が見えたそうで、芸術監督に就任するにあたり、「東京とは一線を画した特色のある独特な劇場にできればな」と、きりり。
 さらに「この劇場空間がただ演劇という枠組みにはまったものだけではなく、ダンス・音楽・現代美術が混ざりあったことが表現できるような空間にしたいな」と話した。

 4月12日から白井の芸術監督就任第1作となる公演「夢の劇−ドリーム・プレイ−」を上演することも決定。白井は出演するほか、構成・演出も務める。
 また、俳優で劇作家の長塚圭史(40)が脚本を担当。長塚は白井との初タッグを喜び、「白井さんの芸術監督就任1回目に参加できること、光栄に思います。一緒に楽しみながら進んでいけたら」と呼びかけた。