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岡本健一、難芝居「伝説的な舞台になる」

2016年4月4日 10:54

 舞台「二人だけの芝居−クレアとフェリースー」の舞台けいこが3日、東京・池袋の東京芸術劇場シアターウエストで報道陣に公開された。
 
 米劇作家、テネシー・ウィリアムズの作品で、作者自身が「もっとも美しく、これは非常に私的な、心の叫びである」と書き残した傑作。女優の奈良岡朋子(86)と俳優の岡本健一(46)がきょうだい役を演じる。
 
 難解な芝居といわれる作品で、「通常はけいこ1カ月ですが、3カ月前からけいこをしています」と岡本。奈良岡は「2人しかいないから、休む暇がない。必ずどっちかがしゃべっているし、動きまわるし」と淡々と嘆きながら「ご覧になってすぐ、腑に落ちることはなく、心の中にクエスチョンマークを残されてお帰りになることになると思います」と観劇後の観客の心境を察した。
 
 岡本によれば「奈良岡さんは、今回ほど難解な芝居はない、私が培ってきたものをさらけ出すとおっしゃっている」そうで、「伝説的な芝居になると思います」と予言した。
 
 4日初日。