タレントの久本雅美（５８）、俳優の藤山扇治郎（２９）が１３日、東京・東銀座の新橋演舞場で舞台「松竹新喜劇　爆笑七夕公演」の会見を開いた。

　昭和の上方喜劇界を代表する喜劇俳優・藤山寛美さんの二十七回忌追善公演で、９日に開幕。
　きょう１３日から出演する久本は「大尊敬する寛美さんの二十七回忌の公演に出させていただけて光栄です」と笑みを浮かべた。

　９日に５８歳の誕生日を迎えた久本に、サプライズでケーキと５８本のバラの花束が贈られるひと幕も。
　取材陣から「結婚はまだ？」と心配されると、久本は「６０歳で結婚して、白じゃなくて“還暦”の赤のウエディングドレスを着たい」と希望。肝心のお相手はいないそうで、「結婚したいですよ。する気、ありますよ！誰かいないですかねぇ？」とアピールしていた。

　７日に肺炎で亡くなったタレントで放送作家の永六輔さんは、久本が所属する劇団「ワハハ本舗」主宰の演出家・喰始（たべ・はじめ）さんの師匠。
　永さんについてコメントを求められると、久本は「ああ、涙が出そう」と目をうるませながら、「（永さんに）私はず〜っと『お前は下品やなぁ』って言われていたんです。けど、こないだ（永さんの）ラジオに出演させていただいた時、永さんは収録にはいらっしゃらなかったんですけど、ご伝言で『上品になってきたなぁ』って言われて。『頑張ります』って言ったところだったんです」と、しみじみ。「ご恩返しをするためにも、これからもお笑いを頑張りたい」と決意を新たにした。

　「松竹新喜劇」は２４日まで。