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コシノジュンコさん「見たことのないもの」

2016年7月15日 17:46
コシノジュンコさん「見たことのないもの」

 大分・久住町を拠点に活動する和太鼓エンターテインメント集団「DRUM TAO」の新作「舞響〜Bukyo〜踊る○太鼓」(〜24日)が15日、東京・六本木のZeppブルーシアター六本木で初日を迎えた。

 本番前に「DRUM TAO」のメンバー、衣装を手がけているデザイナーのコシノジュンコさん(76)が取材に応じた。

 メンバーの岸野央明(きしの・ひろあき)は、新作を制作している最中に熊本地震に見舞われたことを振り返り、「すぐ近くで深刻な状況が起こっている中ではちゃめちゃな舞台を作るということにギャップがあって、最初は戸惑いもあった」と吐露。「それでも、どうしたら熊本のみなさんに楽しんでもらえるか、大分のみなさんに楽しんでもらえるかということを考えながら作ったので、本当に笑顔になれるステージになっていると思う」と作品に自信を見せた。

 2016年2月には、米・ニューヨークでブロードウェー公演を行った。
 12年から同集団の衣装を担当しているコシノさんは、「『TAO』の人たちは世界を体験しておりますので、技術を見せるだけではなく感性を見せるということを意識した」と衣装を作る上でのこだわりを明かした。
 切り口は、常に新しい何かを衣装に注入すること。
 「インパクトのある、いままで過去に見たことのないものを作ることがテーマ。根本的にオリジナリティーのあるものを作っていかないと世界に挑戦できない。ブロードウェー公演が大変評判が良かったので、それを超えることが一番のテーマですね」と語った。