お笑いタレントの志村けん（６６）が座長を務める舞台「志村魂〜先づ健康〜」（脚本・総合演出：ラサール石井）の公開げいこが２９日、東京・明治座で行われた。

　第１幕がおなじみの「バカ殿様」とコント、第２幕が志村の津軽三味線生演奏と芝居という２部構成の舞台。今年で１１回目を迎える。
　開演前にお笑いトリオのダチョウ倶楽部、タレントの磯山さやか（３２）らとともに取材に対応した志村は「もう１１回…。いや、まだ１１回か！」と先々も舞台を継続するつもり。毎年、公演をする理由について「お客さんの前でやると反応がすぐに返ってくるので、やっている実感がある。やっていて気持ちがいい」と舞台の魅力を語った。

　第２幕の芝居のタイトルは「先づ健康」。志村自身も日ごろから健康に気をつけているそうで「健康じゃないと仕事できないし、酒も飲めない。結婚もできない」とポツリ。
　結婚の予定は「ありません！」と即答する志村に、報道陣が「隣にいる磯山さんも独身ですが、どうですか？」と問いかけると、志村は「誰でもいいってわけじゃない」と苦笑いし、すかさず磯山も「こっちも（誰でもいいわけじゃない）です！」と切り返して笑いを誘った。

　マドンナ役は、女優の大場久美子（５６）が務める。
　初舞台の大場は「ちょっと（出演者の）年齢層を上げてしまったかなという感じですが、一応マドンナ（役）ということで、ありがとうございます」と、にっこり。「お芝居だけでなく、コントにも参加させていただくので頑張ります」と意気込んだ。

　舞台は３０日に開幕。８月７日まで同所で上演される。