永作博美、浴衣姿で打ち水「気持ちがいい」
女優の永作博美(45)、若村麻由美(49)、熊谷真実(56)らが4日、東京・有楽町のシアタークリエで、東宝・こまつ座提携特別公演「頭痛肩こり樋口一葉」の打ち水イベントを行った。
1984年の初演から11回にわたり再演を重ねてきた、作家・井上ひさしさんの人気作。主人公で明治の天才女流作家である樋口一葉の没後120年にあたる今年、永作を主演に迎え再演する。
キャスト陣は井上さんが生前に大切にしていたというアンティークの浴衣を着用し、公演会場となる同所の正面玄関に勢ぞろい。永作は浴衣姿に「気持ちがいいです。皆で話していたのですが、背筋が伸びる思い」と上機嫌で打ち水を行った。
この日、顔をそろえた永作以外のキャストは3年前の再演と同じ。すでに出来上がった芝居に後から入った永作は、「(共演者の)皆さんがそれぞれ柱となって私を囲んでくださったので、そこに向かって必死でやらせていただいた」とけいこを回想。
幕開けに向け、「面白い(作品だ)と思います!今この時代に、こんなに力強くて、こんなに切ない作品はなかなか見る機会がないと思う。明日への活力になると思います!」と胸を張った。
5日から25日まで同所で。9月から全国ツアー(兵庫・新潟・宮城・山形・滋賀・長崎・愛知)を行う。