加藤シゲアキが原作・脚本を手掛けた舞台『染、色』 “演劇界の芥川賞”岸田國士戯曲賞の最終候補に
新人劇作家の登竜門として知られる『第66回岸田國士(きしだくにお)戯曲賞』(白水社主催)の最終候補作品が31日発表され、NEWSの加藤シゲアキさん(34)が原作・脚本を手掛けた『染、色』(上演台本)など9作品がノミネートされました。
白水社によりますと、同賞は新人劇作家の奨励と育成を目的に1955年に新劇戯曲賞として誕生。1961年には『新劇』岸田戯曲賞、1979年に岸田國士戯曲賞と改称されました。
新人劇作家の登竜門とされることから“演劇界の芥川賞”とも称され過去には、つかこうへいさんが手掛けた『熱海殺人事件』や、三谷幸喜さんの『オケピ!』などが受賞しています。
最終候補にノミネートされた加藤シゲアキさんの『染、色』は、短編小説集『傘をもたない蟻たちは』に収録された『染色』を舞台化したもので、関西ジャニーズJr.のAぇ! group・正門良規さん(25)が主演を務めました。
選考会は、2月28日に行われるということです。
候補作は以下の通りです。
<第66回岸田國士戯曲賞 最終候補作品>
小沢道成『オーレリアンの兄妹』(上演台本)
笠木泉『モスクワの海』(上演台本)
加藤シゲアキ『染、色』(上演台本)
瀬戸山美咲『彼女を笑う人がいても』(『悲劇喜劇』2022年1月号掲載)
額田大志『ぼんやりブルース』(『悲劇喜劇』2021年11月号掲載)
蓮見翔『旅館じゃないんだからさ』(上演台本)
ピンク地底人3号『華指1832』(上演台本)
福名理穂『柔らかく搖れる』(上演台本)
山本卓卓『バナナの花は食べられる』(上演台本)