両津勘吉役ラサール「こち亀は永久に不滅」
1976年から「週刊少年ジャンプ」に連載され、17日の発売号で惜しまれながらも終了する漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の連載40周年とコミックス200巻刊行を記念した展覧会「こち亀展 こちら中央区日本橋高島屋内派出所」(26日まで)が14日、東京・日本橋高島屋で開幕した。
作者の秋本治氏(63)の監修のもと、原画や立体造形物など150点以上を展示する企画で、秋本氏は「このような形で(来場者が)見てくれるというのはとても漫画にとってうれしいことで、今後も(自身の)漫画家人生としてすごく元気がでること」と満足そうに語った。
会場には、上演中の舞台版で主人公・両津勘吉を演じるタレントのラサール石井(60)、サキ役の乃木坂46・生駒里奈(20)も駆けつけた。
秋本氏に花束を手渡した生駒は「きょうの公演も一生懸命、サキを演じられたら」と演技にひたむきに取り組むことを約束。
ラサールも「我々、舞台のスタッフはけいこをしている途中で連載終了を聞いた。誰もが『こち亀』は終わらないと思っていたんですけど、実際に終わるという現実でも(秋本)先生が『200巻で終わる、これはお祭りだ!ちょうどいい、今のタイミングなんだ』と明るくおっしゃったので、我々もその終了に花を添えるよう、舞台版を今、頑張っております」と熱意をみなぎらせ、「みんな舞台版もよろしくな!たとえ連載が終了しても、両津勘吉、こち亀は永久に不滅です!」と声を張り上げた。
同作は200巻の刊行で「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定され、この日は認定証の授与式も行われた。