30周年「レ・ミゼラブル」出演者勢ぞろい
ミュージカル「レ・ミゼラブル」の製作発表記者会見が28日、東京・日比谷の帝国劇場で行われ、キャストの福井晶一(43)、ヤン・ジュンモ(36)、吉原光夫(38)、森公美子(57)ら70名以上が勢ぞろいした。
19世紀初頭の仏・動乱期を舞台に、当時の社会情勢や民衆の生活を描いたミュージカルで、日本では1987年の初演からロングランを続け、2015年の全国6大都市ツアー公演では上演3000回を突破したヒット作。
今年は、初演から30周年の節目にあたり、ジャン・バルジャン役の福井は「記念公演にまたこうやって、この場所に戻って来られて本当に幸せです」と感激。「久しぶりにここに立つとワクワクと同時に恐怖が押し寄せてくる、そんな思いでいますけど、その恐怖を拭い去れるように開幕に向けてしっかり準備していきたいと思います」と気合を込めた。
会見中盤には、日本初演から2011年公演まで、エポニーヌ役を演じていた島田歌穂(53)がサプライズゲストとして登場した。
福井同様、思い入れの深い会場に再び立った島田も、胸がいっぱいの様子で「初演、初日に感じた幸せな緊張感と、カーテンコールの大感動の思い出が一気によみがえってきて、今も感無量です」と目を潤ませ、「いち卒業生として、いちファンとして、どこまでもこの作品が受け継がれていきますように生涯願っております」とエールを送った。
上演は5月25日から7月17日まで帝国劇場にて。その後、福岡・大阪・愛知と全国ツアーを展開する。