歌手の加山雄三（８０）が１３日、埼玉・大宮ソニックシティ大ホールでコンサートツアー「祝！８０歳　幸せだなぁ。若大将一夜限りの“全箇所”スペシャルライブ〜ＢＩＧなスペシャルゲストが駆けつける！？〜」の初日公演を開催した。

　全会場にさまざまなスペシャルゲストが登場するコンサートツアー。４月１日の沖縄公演まで順次、各地をまわる。
　開演前に報道陣の取材に対応し、加山は「ここまで歌えるとは夢にも思っていなかった」と、しみじみ。ツアーが始まり、「８０（歳を）超えてもこんなことができるということを証明してみせますから！」と力強く意気込みを語った。

　健康の秘けつについて聞かれると「特別なことは何もやってない。好きなことだけをやっています。歌うこと、絵を書くこと、よく飯を食うこと、よく寝ること、全部好きですね」と、にっこり。
　その一方で、ステージに立ち続けるために「お散歩はこのごろ、少しずつやるようにしています。やっぱり足が弱るのが一番ダメだなと」と明かした。

　取材の中盤からは、この日のシークレットゲストで歌手のさだまさし（６５）も同席。
　「少年時代から憧れていた加山さんがいなければ、歌手になっていないですから」と話すさだは、初日公演に呼ばれたことについて「加山さんのお祝いコンサートを盛り上げさせていただく。お役に立てることは幸せですね」とせん望の眼差しを加山に向け、「今年は戌年なので、加山さんの犬と呼んでください」と報道陣に呼びかけて、笑いを誘った。

　ステージではヒット曲「お嫁においで」や「サライ」、「君といつまでも」などを歌唱したほか、さだの楽曲「案山子」をコラボ唱した。