向井理がナビ担当「肌で知ることができた」
俳優の向井理(35)がナビゲーターを務める読売テレビ・日本テレビ系ドキュメンタリー「ブータンが愛した日本人 向井理が見た、幸せの国のキセキ」が、2月4日午後3時から放送される。
2016年放送の「キューバが愛した日本人」、2017年放送の「ドイツが愛した日本人」に続くドキュメンタリーシリーズの第3弾で、海外で偉業を成し遂げ、その国の人々に愛され続ける日本人を掘り下げる。
今回、スポットを当てるのは、ブータン王国に農業技術を伝授し、国王から“ダショー(最高に優れた人)”の称号を与えられた日本人・西岡京治さん。
1964年にブータンに派遣され、28年間にわたって支援活動に従事した西岡さんの軌跡を、向井が現地で追った。
向井は「西岡さんがいかにブータンに貢献し、人々に愛されているかを肌で知ることができました」と語り、「西岡さんが亡くなった時、西岡さんの奥さんに前国王からかけられた言葉があって、そこに西岡さんの生き方を物語るものがあり、番組の締めのコメントに引用させていただいています」とコメント。
同じくナビゲーターを担当した「キューバが愛した日本人」を振り返り、「キューバに行った時にも感じたことなのですが、人の思想や努力はずっと残るんだと今回強く感じました」と感想を伝えた。
続けて「西岡京治という日本人が、敬虔な仏教国家であるブータンで認められた唯一の外国人であることをすごく誇りに思います」と話し、「勤勉で実直で、その国を心から愛し、自分の生活をささげ、さらにその国を発展させた西岡さんは、ずっと将来のことまで考えて、当初考えていた以上のものを残しています。そこには、日本人のアイデンティティーが象徴されているような気がします。ブータンで“ダショーニシオカ”と言ったら通じる人もいるくらい、ブータンの人は日本人に対して好意的です。それは西岡さんのような人がいたおかげであって、それは日本人として大事にしたいと思います」と向井。
視聴者に向け、「普段あまり行くことができない国ではあるかもしれませんが、そういう所で自分たちの国の先人たちがいるということを誇りに思っていいのではないでしょうか。グローバリズムの中で他の国と接することが多くなり、改めて日本人のアイデンティティーを感じていただける作品になったと思っています」とメッセージを送った。