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時蔵、累計来場者の2〜3%で「大成功」

2018年5月28日 21:54
時蔵、累計来場者の2〜3%で「大成功」

歌舞伎俳優の中村時蔵(63)、中村錦之助(58)、坂東新悟(27)が28日、「国立劇場 平成30年7月歌舞伎教室」(7月3日〜)の取材会を都内で行った。

若者を中心とした歌舞伎初心者でも楽しむことができるよう、代表的な演目や名場面などを解説付きで提供する公演。
新悟が「歌舞伎のみかた」を解説した後、演目「日本振袖始−八岐大蛇と素戔鳴尊−」を上演する。

歌舞伎教室は1967年から毎年開催しており、今公演期間中に累計来場者が600万人に到達する見込み。
時蔵は「600万人のうち2〜3%が歌舞伎を好きになってくれたら大成功だと思う」と話した。

錦之助は、来場者が興味を持つために重要なのは「解説」と、きっぱり。その理由を「学生に近い若い人が(解説を)やっていると、興味を持って聞く。解説で興味を持つと『歌舞伎ってどんなものだろう?』って一生懸命(舞台を)見るんですよ」と語った。
これを受けて今回の解説を担当する新悟は「心して務めたいと思います」と気を引き締め、「(歌舞伎に対する)ハードルをなるべく取ってあげて、高校生の時にどんな気持ちでお芝居を見ていたかを思い出しながら、(解説で話す)内容を作っていきたいと思います」と意気込んだ。