女優・寺島しのぶ（４５）の長男・寺嶋眞秀くん（５）が９日、東京・六本木トリコロールシアターの竣工式・こけら落とし神事に参列した。

同劇場のこけら落とし公演「八人の女優による連続リーディング　フランソワーズ・サガン『愛のゆくえ』」がこの日、開幕。
公演に先立ち、眞秀くんが劇場の客席を清める儀式「切麻散米」（きりぬささんまい）に参加したほか、「トリコロール」にちなみフランス大使公邸に植えられているハクモクレンの兄弟木を劇場前で植樹した。

母・しのぶと眞秀くんは、報道陣の取材にも対応した。これまで歌舞伎の舞台にも立っている眞秀くんは、報道陣に将来の夢をたずねられると、「サッカー選手」と回答。日本代表ではなく、父の母国であるフランス代表を目指していると明かした。
眞秀くんの将来について、しのぶは「（歌舞伎俳優のような）表現者だけじゃなくて、いろんな可能性があるので。歌舞伎だけに固執して重点を置くのは違うかなと思ったり。いろんなことを親として考えます」と語った。

また、こけら落とし公演に出演するしのぶは「みんなそれぞれ、男と女の様々な形を朗読で表現するのはなかなか難しい。でも朗読だから、このようなコンパクトな劇場がいい」と話した。