ついに単独1位 堂本光一『SHOCK』25年続けられたワケ 「あいつより下手なんだから・・・」
2000年11月の初演『MILLENNIUM SHOCK』以来、堂本さんが国内ミュージカル単独主演記録を更新し続ける『SHOCK』。堂本さんは9日の夜公演で単独主演記録2018回を達成し、森光子さんが舞台『放浪記』で1961年から2009年にかけ記録した2017回を超え、単独1位に輝きました。
公演後のカーテンコールでは、堂本さんの国内演劇における単独主演記録1位を祝うため、くす玉のサプライズが。堂本さんがくす玉を割ると、中から「よっ日本一! 光一!!」と書かれた垂れ幕とピンクの紙吹雪が舞い、会場は拍手に包まれました。
また、堂本さんは、“単独主演記録1位に輝いた実感”を聞かれると「ないんですよ。こうして翼が来てくれたり、当時の後輩も駆けつけてくれて、つい最近のように思えちゃう。だから、こんなに2018回もやってきたっていう気があまりしてなくて、すごく不思議な感覚です」と心境を明かしました。
今年、25年続いてきた舞台に幕を下ろすミュージカル『SHOCK』。堂本さんは、「ここまでやってきて、気持ち的には25年間のなかで一番メンタル的には強い状態にあります。だけど、フィジカル的にはきてます! 体は正直です! ですから今年で最後にしようっていうのは自分の中でもう決めたことですからね」と話しました。
そして、公演数2018回・25年目ということで、ここまで続けることができた理由を質問されると、「森光子さんが2017回という素晴らしい記録を立てられて。森さんの言葉で有名な言葉ありますよね。“あいつよりうまいのになぜ売れぬ”って、森さんを象徴したような言葉ですけど。自分はそれが逆で、“あいつより下手なんだから命燃やさないと”って思って。ずっとそう思ってやってきましたね。自分には何もないですから、正直言って。だからとにかく命を燃やして輝きというか、そういったものをお届けするしかないなと思ってやってきた次第です」と語りました。