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兄弟漫才コンビ・酒井くにおさん死去 74歳 弟とおるが追悼「もう! 頑張らなくて良いよ!!」

2022年11月7日 17:35
兄弟漫才コンビ、酒井くにお・とおるのくにおさんが10月28日に亡くなったことを7日、所属事務所が発表しました。74歳でした。

所属事務所によると、くにおさんは10月28日の午前8時30分、慢性虚血性心疾患のため亡くなったということです。葬儀については、故人の遺志により家族葬が執り行われたと報告しています。

酒井くにお・とおるは、兄くにおさんと弟とおるさんによる漫才コンビ。1970年に、さがみ三太・良太に入門し、コンビを結成。兄くにおさんが、弟とおるさんに対し「とおるちゃん!」と呼びかける独特の口調などで笑いを誘い、1997年には『第32回上方漫才大賞』で大賞を受賞しました。

弟とおるさんが、兄の訃報を受けコメントを発表。「この度、酒井くにおは寄席の舞台、そして人生の舞台からも幕を下ろしてしまいました。応援してくださった皆さん、松竹芸能の皆さん、関係者の皆さんにお世話になり、52年の芸人人生でした」と振り返りました。

また、これまでのコンビでの活動について「兄貴は物凄く前向きで決断も早く、東京、名古屋、大阪と活動の場を広げて行くのです。私は唯々ついて行くだけでした。会う人会う人と積極的に話し掛け、どんどん人の輪を広げてくれました。お陰様でいくつかの漫才の賞も頂けました。感謝の言葉しかありません」と、くにおさんに引っ張ってもらっていたことを明かしました。

そして「5年前、腰の手術をしてからは、年々、体が思うように動かず、悔しく、辛かったと思いますが、人前では、目一杯元気な姿を見せようとしてたね! ここ1年ほどは、正月番組まではガンバル! 岩手での落語会まではガンバル! とおるの息子の結婚式まではガンバル! と言って頑張ってくれました。もう! 頑張らなくて良いよ!! ゆっくり休んでください! 今までありがとう!」と、くにおさんへの感謝の思いをつづっています。

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