北島三郎、若手歌手は「みんなライバル」
演歌歌手の北島三郎(81)、歌手の瀬川瑛子(70)らが10日、東京・中野サンプラザホールで行われた「Dream★Hopeコンサート2018」に参加した。
第一興商グループと、日本クラウン、徳間ジャパンコミュニケーションズによるグループ会社初の合同イベント。
本番前に北島ら出演者が取材に応じた。
報道陣に意気込みを聞かれた北島は「『良い歌い手はいっぱいいるんだ』っていうのを皆さんに知ってもらいたい。皆で力を合わせて頑張ります」と、やる気十分。参加する若い出演者たちに「張り切っていこうぜ!」と呼びかけた。
後輩と共演することは北島の元気の源だそうで「後輩たちがみんなライバルなんです。若い人たちと一緒に張り合いながら、一緒にスクラム組んで頑張っていきたい」と自分自身もまだまだ成長していきたいと明かし、取材陣を驚かせた。
北島の故郷・北海道が地震によって大きな被害を受けている。北島は「余震なんか二度とくるなという気持ち。台風も、雨も、もういやだ。雨だって降らないと困るんですけど、いまはね…」と、ポツリ。「東日本大震災があったとき、僕が『頑張ってくださいね』と言ったら『北島さん、その言葉はもう何万回も聞いた』とおっしゃった(被災地の)お母さんがいた。でも、いまは『頑張ってほしいな』ということしか言えない。皆さんが元気になってきたころに歌やステージを披露しに行って、慰めることや励ますことができればいいなという。そんな気持ちです」と、被害に見舞われた人たちを思いやった。