女優の黒柳徹子（８５）が２６日、東京・上野の東京都美術館で「ムンク展−共鳴する魂の叫び」（２７日〜）について語った。

代表作「叫び」など約１００点を内覧した黒柳は「うれしかった。きょうは近くで見ることができてラッキーでした」と大喜び。
「『叫び』１枚で有名になってすごい。１曲（のヒット曲）で６０年歌っている歌手もすごいけど、１作で世界中の人の心を打ったのだからすごい」と絶賛した。

自身は絶望して叫んだことはないそうだが、「うれしくて叫んだのは、上野にパンダのカンカンとランランが来たとき。あのときは叫びました」と１９７２年当時を回想。
「上野動物園の裏で待っていて、コンテナに乗って運ばれてきたときは、姿は見えなかったけど、わーって叫びました」と明かした。

黒柳の写真をはめ込んだオリジナルの「叫び」が運び込まれると「まぁ、いやだ」とポツリ。
「似てる」と言葉をつづけ、「晩ごはんを食べられなくて叫んでいるくらいの感じ。ムンクの絶望はないです」と評した。