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林家三平に童謡伝承…母・香葉子さん明かす

2019年1月31日 19:56
林家三平に童謡伝承…母・香葉子さん明かす

かつて子どもたちが親しんだ童謡を次世代に伝えるために2018年7月1日に任意団体として設立された「日本童謡学会」の一般社団法人化記者会見が31日、都内で行われ、エッセイストの海老名香葉子さん(85)、オフコースの元メンバーで作曲家の松尾一彦さん(64)らが出席した。

「童謡を世界遺産に」を目指し、童謡を国内外に発信して普及・発展させるための学会。
データベースを構築するほか、「童謡検定」「童謡セラピストの養成講座」「雨情の詩 作曲コンクール」などを開催していくという。

日本テレビ系演芸番組「笑点」のレギュラーメンバー・林家三平(48)の母でもある香葉子さんは「戦争孤児になった私は、童謡とか唱歌によりまして(力づけられ)、戦中・戦後を生き延びました。わらべ歌が私の体の中にすっぽり入っています、二男(=三平)がすっかり覚えてくれまして。教え込みました」と、人気落語家に童謡の血を伝承したことを告白。「永遠に日本人の子どもたちに歌い継がれないといけないと思って、(名誉顧問を)引き受けました。あと10年頑張ります。偉い先生に作っていただいた歌を、大事に大事に次の世代につなげたい」と意気込みを語った。

「音楽のバックボーンはビートルズ」という松尾さんは、自作曲が子どもの歌番組に取り上げられたことで童謡の魅力に開眼したという。
「シャボン玉」「七つの子」など多くの童謡を残した詩人、野口雨情の曲がついていない詩を課題にする「雨情の詩 作曲コンクール」の最終審査員を務めるが、「プロ・アマ問わずですから、どんな方でも応募していいんですけど、二十歳未満の高校生、中学生、小学生がクラスで1曲でもいいので、頑張ってみるのはどうかな」と合作をすすめた。