津川さん、朝丘さんの娘が歌手デビュー
2018年に死去した津川雅彦さん、朝丘雪路さん夫妻の娘で女優の真由子(44)が6日、歌手デビュー発表ライブを都内で行った。
2015年に朝丘さんが最後のライブを行ったという六本木の会場で、7人組バンド・東京エキゾチカの演奏をバックに「クライ・ミー・ア・リバー」など3曲を披露。朝丘さんが歌う映像がステージで流れると、涙を浮かべる一幕もあった。
同曲は朝丘さんが子守歌として真由子に歌っていた曲といい、「大失恋の歌なので子守歌にはどうなんだろう、という曲。でも、ご存知の通り母は天然でして…。いつも歌っていたので、これを聞くと『お母さんだなぁ』と思う、思い出の曲」と説明した。
歌手デビューは、両親を立て続けに亡くした際に「人に歌で思いを伝えることができたら」という思いで決意。「この体に流れる2人の血を生かして、2人の娘である真由子、後ろにいる父と母を前面に出してこれから頑張っていきたい」と歌手としての意気込みを口にした。
目指すのは朝丘さんのような歌手で、「ずっと母の歌で勉強してきた。歌の技術はまだまだですが、母の遺志を継いで一人ひとりに手渡しで伝えるように歌いたい」と語った。
ライブ前には仏壇に手を合わせてきたそうで、「(両親が会場に)来てくれていると思う。父はあまり褒めてくれる人ではないので、(歌の出来栄えに)ダメ出しをたくさんすると思うけど、母は『それ、大好きな歌』と言って一緒に歌っていると思います」と思いをはせてほほ笑んだ。
真由子は5月に「東京エキゾチカwith真由子」として都内でファーストライブを開催する。