佐野史郎、園子温監督を気遣う「心配です」
俳優の佐野史郎(63)が9日、都内で行われた『「古代歴史文化賞」記念シンポジウム』に参加した。
同賞は、古代歴史文化に関する書籍を表彰することを通じて、歴史文化への関心を高めることを目的として2013年に創設されたもの。
佐野は、シンポジウムで紀行文を朗読。ラフカディオ・ハーンの著書「新編 日本の面影」(角川ソフィア文庫)の中の「杵築」を朗読用に構成したものを、時に解説を加えながら穏やかな口調で読み上げた。
佐野は朗読終了後、取材にも対応。
朗読の難しさを「声だけで伝えなければいけない時に、どうしても分かってもらおうとし過ぎてしまうこと」と明かし、「説明し過ぎないことを気をつけながらやっています」と話した。
7日に園子温監督(57)が心筋梗塞で救急搬送され、手術を受けたばかり。
園監督作品にも出演経験がある佐野は「健康ばかりは気をつけなければと自分でも思うし、心配です。ご回復をお祈りするばかりです」と気遣った。