森公美子、ノートルダム大聖堂の火災に涙
ミュージカル「レ・ミゼラブル」が19日、東京・帝国劇場で初日を迎え、キャストの福井晶一(45)、吉原光夫(40)、佐藤隆紀(33)、濱田めぐみ(46)、生田絵梨花(22)、森公美子(59)が本番前に会見を開いた。
1987年6月に日本で初演されてから、通算上演回数3172回を数える名作。19世紀初頭のフランスを舞台に、動乱期の社会情勢や民衆の生活を描く。
福井、佐藤とともにトリプルキャストで主人公ジャン・バルジャンを演じる吉原は「今回でジャン・バルジャン役は5度目。新しいキャストが入ったことでフレッシュな風がけいこ場に入ってきて、たくさん刺激を受けました。役者が変われば新しいレ・ミゼラブルが始まるんだなと感じ、2019年は新しいレ・ミゼラブルが舞台上に存在していると思います」と自信のコメント。
新キャストの佐藤は「皆様が紡いできた歴史あるミュージカルに出させていただく重みをここ数日、ビシバシ感じています。プレッシャーに負けないように毎公演、丁寧に演じていきたいと思います」と表明した。
フランス本国では、世界遺産のノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生したばかり。
マダム・テナルディエ役の森は目頭を熱くさせながら「フランス国民みんなが落胆している。CNNで(映像を)見ていて、(自分も)ポロポロ涙が出てきちゃった。募金をしました。日本も震災の時に助けてもらっていますから」と思いを語った。