鴈治郎・扇雀兄弟が再び共演「不思議な縁」
歌舞伎俳優の中村鴈治郎(60)と中村扇雀(58)が10日、都内で行われた巡業公演「松竹大歌舞伎」の製作発表に出席した。
全国公立文化施設協会が主催。
今回は「西コース」の巡業公演で、8月31日から愛知、徳島、兵庫、広島、長野など全国19か所を巡り、演目「封印切(ふういんきり)」と「蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)」を上演する。
鴈治郎は「それぞれの土地で歌舞伎を待っていてくださる方がいらっしゃることを、つくづく感じることがございます。それぞれの土地で、それぞれの皆さんに歌舞伎を堪能していただきたい」と呼びかけてにっこり。
弟の扇雀も「大都市の本興行でお見せできる内容のものを、地方の皆さまにもご覧いただきたい」と語った。
2人は、昨年9月のロシア公演でも共演。
鴈治郎は「今年も9月に兄弟で巡業に回れる。不思議な縁だと思っています。こういう巡り合わせなんだなって感じています」と話した。