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須藤理彩、看護師にエール「誇りを持って」

2019年5月15日 18:11
須藤理彩、看護師にエール「誇りを持って」

女優の須藤理彩(42)が15日、都内で行われた『第9回「忘れられない看護エピソード」朗読会』に出席した。

5月12日の「看護の日」に合わせ、看護にまつわる心温まるエピソードを募集。
今年は全国から2629点(看護部門835点、一般部門1794点)の看護エピソードが寄せられ、岐阜在住・後藤史保子さん(34)の作品「部屋の模様替え合戦」、山形在住・藤本清美さん(42)の作品「お母さん」が最優秀賞に選ばれた。

「看護の日」PR大使を務める須藤はこの日、最優秀賞受賞エピソードを朗読。
背筋を伸ばし、冷静さを保ちながら丁寧に読み上げ、「良かったです。ちょっとグッと(涙が)きた瞬間はあったんですけど、冷静にお伝えできたんじゃないかな」とホッと胸をなで下ろした様子で語った。

須藤は、2016年10月にロックバンド「BOOM BOOM SATELLITES」(ブンブンサテライツ)のボーカルとして活躍した夫の川島道行さんを脳腫瘍で亡くしており、「家族の立場から見た看護エピソード」を語る場面も。
川島さんが開頭手術を受けた当時、2か月後にライブが控えていたそうで、「気持ちばかり焦って、すぐにギターを持ってきて『練習しなきゃ』『リハビリしなきゃ』と慌てていたんですけど、その時の担当の看護師さんが『まず立ち上がることからやりましょうか』って言うので、(夫を)現実に戻してくださった」と振り返った。

須藤は「(看護師が)道しるべを示してくださった。(それが)家族として安心材料になりました」と感謝。
日々、献身的に働いている看護師へ「尊敬と感謝の気持ちを忘れずに私たちも応援を続けていきたいと思います。どこかで息抜きはしつつ、今後も誇りを持って看護のお仕事を頑張っていただきたい」とエールを送った。