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座長・南沢奈央、壁を乗り越え役に挑む

2019年5月17日 22:49
座長・南沢奈央、壁を乗り越え役に挑む

舞台「恐るべき子供たち」の公開げいこが17日、KAAT神奈川芸術劇場で行われ、キャストの南沢奈央(28)、柾木玲弥(24)、松岡広大(21)、馬場ふみか(23)らが取材に応じた。

同劇場の芸術監督で俳優の白井晃(61)が手掛ける“近現代戯曲シリーズ”最新作。思春期の少年・少女が主人公で、愛情と憎悪、嫉妬に満ちた姉弟のゆがんだ関係を描く。

南沢は、外界を知らずに成長し、弟(柾木)・ポールとの“王国”を守ろうとし続ける姉・エリザベート役を演じる。
カンパニーについて「みんな和気あいあいとやっています。結構、みんなはまり役で、役以外の時でも役のポジションにいる感じ。特に松岡君は1番年下なんですけど、1番しっかりしていて、間を取り持ってくれている感じで助かっています」と明かすと、松岡が「そんなことないですよ。何もしてない」と照れ笑い。

南沢は、役作りに苦労したそうで「けいこをしていく中で共演者と打ち解け、壁を乗り越えられた」と笑み。その時に白井から「エリザベートっぽくなってきた」と言葉を掛けられ、「白井さんのヒントを頼りにエリザベートを作ってる感じですね」と語った。「セットがシンプルで、逃げも隠れもできない状況でのお芝居になるんですけども、最後までみんなが全力投球で、エネルギーがある作品になればいいなと思って、頑張りたい」と座長として気を引き締めた。

18日〜6月2日まで同所で。