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寺島しのぶ、ぞくぞくするくらい美しい舞台

2019年5月20日 18:51
寺島しのぶ、ぞくぞくするくらい美しい舞台

舞台「海辺のカフカ」(21日初日)の公開けいこが20日、東京・TBS赤坂ACTシアターで行われ、終了後に出演者の寺島しのぶ(46)、岡本健一(49)、古畑新之(28)が囲み取材に応じた。

村上春樹さんの長編小説を原作に、蜷川幸雄さんが演出を手掛け、2012年に初演された人気舞台で、15年に再演。蜷川さんは16年に亡くなったが、その遺志を引き継いで上演されている。

今年2月にはパリで公演。千秋楽には、村上さんが観劇したという。
終演後、楽屋を訪れた村上さんに岡本は「初めて台本にサインをもらいました」と明かし「サインをもらうのってこんな心境なのかって、本当にうれしくて」と笑顔を弾けさせた。

「世界で最もタフな15歳になる」と誓った少年をめぐる物語で、寺島も「ぞくぞくするくらい美しい舞台。蜷川さんが作ったセットに負けないようにしたい。世界的な演出家が残した舞台ですから」と、意気込み十分。岡本は「楽しく最高!ハッピー!という作品じゃない。皆さんの心の中に何か提示していく舞台になっている」と説明し「(取材の)記事や映像を見ても伝わらない。劇場じゃないと分からない」と生で体感する大切さを訴えた。

6月9日まで同所で。