俳優の本木雅弘さん（58）が13日、北海道・札幌市で行われた主演映画『海の沈黙』の舞台挨拶に登場。脚本家・倉本聰さん（89）にまつわる“うわさ”の真相を明かしました。

本木さんが倉本さんの手掛ける作品に出演するのは今回が初めてとなります。参加した際の気持ちを聞かれた本木さんは、「倉本さんの作品は本当に新参者ですので様々なプレッシャーがありました」と当時の心境を語りました。

本木さんが気になっていたというのが、“セリフを一字一句、語尾まで書かれている通りに話せ”という“倉本作品の定説”だったそうで、倉本さんと電話で話した際、「（セリフは）そのようにした方がよろしいのでしょうか」と質問したといいます。

それに対し、「（倉本さんから）“それはうわさがひとり歩きしたんだ。心情に沿っていればあなたの感じたままにおやりになればよろしい”とおっしゃっていただいた」と笑顔を見せた本木さん。続けて、「安心して臨むことができました」と撮影を振り返りました。

映画『海の沈黙』（11月22日全国公開　配給：ハピネットファントム・スタジオ）は、世界的な画家の展覧会で起きた贋作（がんさく）事件をめぐる物語。本木さんは天才画家・津山竜次を演じます。共演には、小泉今日子さん、石坂浩二さん、中井貴一さん、仲村トオルさんらが名を連ねます。