中村隼人、スーパー歌舞伎は「全身全霊で」
『スーパー歌舞伎II「新版 オグリ」』(東京・新橋演舞場、10月6日〜)の製作発表記者会見が1日、都内で行われ、歌舞伎俳優の中村隼人(25)が意気込みを語った。
市川猿之助(43)と日替わりで主演を務める隼人は、平成5年生まれ。
「『オグリ』の初演が平成3年ということで、私はまだ生まれていなかったわけです」と隼人があいさつすると、報道陣から驚きの声があがった。
父・中村錦之助(59)は市川猿翁(79)のもとで長年修行をしていた。
隼人は「小さいころから『ヤマトタケル』『オグリ』のお話をうかがっていました」と話し、「そんな中で、この役を務めさせていただけることに自分自身も驚いていますし、ありがたいと思っています。まだまだ未熟ではございますが、精いっぱい全身全霊で『新版 オグリ』のために力を注いでいきます」と誓った。
出演が決まったことで父・錦之助からもアドバイスをもらったそうで、「(猿之助の)『芝居づくりや作品をつくっていく過程、人間性だったり、いろんなものを見て、少しでも近づけるように頑張ってこい』と言われました」と明かした。