俳優のレオナルド・ディカプリオ（４４）、クエンティン・タランティーノ監督（５６）らが２６日、都内で映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」（３０日公開）の記者会見を行った。

１９６９年のハリウッドを舞台に、ピークを過ぎたテレビ俳優と彼の付き人兼スタントマンとの友情とハリウッドの光と影を描いた作品で、ディカプリオとブラッド・ピッド（５５）が初めて共演を果たした。

タランティーノ監督は「山積みされた脚本の上の方に、自分の本があったのでは」と、２人が出演を快諾した理由についてユーモアを交えて説明。「レオとブラッドのキャスティングができたことが、世紀のクーデターだと思う」と作品の決め手を語った。

落ち目の俳優リック・ダルトンを演じたディカプリオは「この業界に属していても、ちょっと外側で、ハリウッドに取り残されている人物」と役柄を解説。「徹底的にリサーチもした。監督からバックストーリーも聞かされていたので、当時のハリウッドの精神を分かりながら撮影ができた」と満足げに語った。

タランティーノ監督は先ごろ、妻で歌手のダニエラ・ピック（３５）が第１子を妊娠したことが明らかになったばかり。
「家の中に小さな“タラちゃん”がいる日も近い」と喜びを語った。