女優・朝海ひかる、俳優・平埜生成（２６）の出演舞台「日の浦姫物語」が６日、東京・紀伊國屋サザンシアターで開幕した。

劇作家の井上ひさし氏が１９７８年に書き下ろし、上演された作品。今回は文学座の鵜山仁氏による演出で、禁忌の愛に揺れる日の浦姫の数奇な半生を描く。

２人は開演前、取材に応じた。
朝海は、井上氏の作品に出演することに「参加できること自体が幸せ」と笑顔。「見させていただく側としては、自分でも気づかなかった感情を気づかせてくれる作品。やる側としては、井上さんのせりふを言う難しさを感じる毎日」と充実感いっぱいに語った。

朝海が演じる日の浦姫と愛し合う稲若役の平埜は「朝海さんと愛を育んでいるんですけど、夢に出てくるんです、朝海さんが」と吐露。報道陣から朝海の魅力について問われると「魅力というか、もはや好きなので。顔、声、スタイル、お芝居の姿勢。本当に完璧なパートナーをこの舞台で見つけることができた。幸せです」と朝海を見つめながら告白。
朝海も「私にないものを全部もっている。平埜さんの感覚、感性がすごく好き。お芝居をさせていただいているときも、顔を合わせるたびに『きれいな顔だなぁ…』と思っている」と平埜をベタぼめ。すかさず平埜が「すみません、イチャついて」と報道陣に謝罪し、笑いを誘った。