桂文珍、50周年独演会は「感謝を込めて」
落語家の桂文珍(70)が9日、「芸歴50周年 国立劇場20日間独演会」の記者会見を都内で行った。
2020年2月28日から東京・国立劇場で20日間、芸歴50周年を記念した独演会を開催。自作の新作落語「ヘイ・マスター」や古典落語「愛宕山」など全40演目を披露する。
文珍は「50年もやってきましたので、ひとつの区切り。皆さんに落語で笑っていただきたいと思っています。先輩方に教わりました噺を大事にしながら、感謝を込めてやらせていただきたい」と意気込みを語った。
独演会には落語家の桂文枝(76)、春風亭昇太(59)、立川談春(53)ら総勢20人の豪華ゲストが日替わりで出演する。
豪華メンバーを集めるのは大変だったという文珍は、その方法を聞かれると「コネです」と即答。「1年以上前から、それぞれの師匠方にお願いをしていった。大阪へ独演会でお越しになる(東京の)方の楽屋に行ったり…。中には私が(楽屋に)行くというと『来ないでくれ』という談春のような男もいました。『気をつかうから。(独演会には)出ますから。勘弁して下さい』って言われました」と明かして笑いを誘った。