女優の中村玉緒が１４日、都内で行われた「市川雷蔵祭」の公開記念イベントに出席した。

１９６９年に３７歳の若さでこの世を去った伝説の映画スター市川雷蔵さんの没後５０年特別企画。
雷蔵さんが俳優の故勝新太郎さんと共演した時代劇「薄桜記」の４Ｋデジタル復元版を始め、雷蔵さんの代表作が一挙に上映される。

雷蔵さんと４３作品で共演経験がある玉緒は「雷蔵さんは、素晴らしい俳優さんでした」と、しみじみ回想。
玉緒は夫の勝さんと結婚する前、週刊誌で雷蔵さんとの恋仲が噂されていたそうで、「今、考えたら、ちょっと主人には悪いけど、好きだったのかな…」と驚きの告白をしたうえで、「（勝さんとは）婚前交渉というか。つわりがすごかった。それが今の２人の子どもなんですけど、（雷蔵さんとは）肉体関係はございませんでした」と、ぶっちゃけて笑わせた。

玉緒は雷蔵さんとの思い出を振り返る一方、夫の武勇伝も披露。
「何年か前にタクシーに乗ったときに８１０円を出そうと思ったら（運転手さんに）『今日は結構です。勝さんが生きている時、ワンメーターのところ１万円もらったんです。玉緒さん、今日は結構です』って言われた」と、しみじみ語った。