お笑いトリオ・ハナコの菊田竜大さん、秋山寛貴さん、岡部大さんが25日放送の『おしゃれクリップ』に出演。2018年の『キングオブコント』優勝直前まで給料ゼロ円だったことを振り返り、そこから現在の活躍に至るまでに人生を変えた4人の恩人について語りました。

その中の1人に関して、秋山さんが「『キングオブコント』の前年ぐらいに、『NHK新人お笑い大賞』っていう賞レースで決勝に行けたんですよ」と回顧し、「審査員で（西川）きよし師匠がいらっしゃっていて。僕たち、その舞台がたぶん芸人史上一番スベったんですよ」と、苦い思い出を明かしました。

続けて秋山さんは「“審査員どうですか？”みたいな、MCの人がコメント求めたら、きよし師匠が“なんで君たちは（決勝に）来られたんや？”って言って」と当時を振り返り、「イジりですよ。スベったから、笑いにしてくれようとしたんですけど」とその一言に救われたことを明かすと、菊田さんも「愛のあるイジりね」とコメントしました。

さらに秋山さんは「僕らもそんなにスベったこともなかったし、本当にちょっと落ち込んでたんで、リアクションも間違えて」と、今でも忘れられないという瞬間を打ち明け、「大阪で大会があったんですけど、大阪から新幹線に乗ってみんなで帰って、東京着いて、“もう解散”という時に、（岡部さんが）“ちょっと待ってくれ”と。“この後、この1年間あるキングオブコントまでの賞レース、全部優勝しようぜ！”って」と、岡部さんが熱い一言を残したことを告白。

岡部さんも「熱くなっちゃって」とその時の思いを回顧し、岡部さんの一言で気合が入った菊田さんと秋山さんも「よし！」と返事をしたことを明かしました。菊田さんは「あれは熱かった。名シーンだった」と声を上げ、秋山さんも「そこからいろいろ運良く成績も良くなって“キングオブコント”までつながった」と改めて当時を振り返りました。