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【三浦祐太朗】聴く人の心に花が咲くよう…

2019年10月9日 10:52
【三浦祐太朗】聴く人の心に花が咲くよう…

今月2日に最新アルバム「Blooming Hearts」をリリースしたシンガー・ソングライター三浦祐太朗(35)がこのほど、日本テレビのインタビューに応じた。その模様を2日連続でお届けする。

「FLOWERS」以来、約1年ぶりのアルバムには、オリジナル曲と母・山口百恵さんのカバーを4曲ずつ、全8曲を収録。タイトルの「Blooming Hearts」には、「アルバムを聴いてくれた人の心に花が咲きますように」という思いを込めた。

三浦が作詞した“雨のまどろみ”という意味のリード曲の「RAINY SLUMBER」は、「喪失」や「未練」を昇華できずにいる男心を歌ったナンバー。「もともと大人っぽい曲が歌いたいというのがあって、自分の実体験をもとにしながら作っていきました」と制作の経緯を語った。

2017年のアルバム「I’m HOME」でも百恵さんのカバーは披露したが、今回は、「しなやかに歌って」「横須賀ストーリー」「ロックンロール・ウィドウ」「ありがとうあなた」の4曲を収録。制作にあたり、原曲をあらためて聴き、百恵さんの息遣いや歌い方を研究したという。

三浦は「『I’m HOME』の時もそうだったんですけど、あらためて日本語の美しさをすごく感じて、それをいかに歌で表現できるか、どれだけ日本語をきれいに伝えられるか、というのはすごく意識しました」と振り返る。「一番難しかったのは『しなやかに歌って』でした。ニュアンスを出すのがすごく大変でした。抑揚もそうですし、『さらっと』だけど『感情を込めて歌う』、そのバランス感覚が難しいなと思いました」と話した。

4曲のカバーを通じて母・百恵さんのアーティストとしての表現力を再認識。「昭和のすばらしいアーティストだったんだな、という“尊敬”が、さらに増しましたね」と笑みを浮かべた。