歌手19組がチャリティー…歌声を被災地に
チャリティーコンサート「第19回 虹の架け橋 まごころ募金コンサート」(主催:日本音楽事業者協会)が17日、都内で行われ、伍代夏子(57)や坂本冬美(52)ら19組の歌手が被災地の復興を願って歌声を届けた。
2001年に発生した三宅島大噴火の被災者を支援するためにスタートしたコンサートで、収益の一部は災害復興支援に寄付される。
台風15号に続き台風19号が日本列島に被害をもたらした直後だけに、本番前に取材に臨んだ出演者は一様に心配顔。
坂本は「次から次へと天災で心が痛い。何もできないのがもどかしい。1人では小さな力ですが、みんなで大きな力になって、被災されている方に届くように歌いたいと思います」と言葉を絞り出し、氷川きよし(42)も「ニュースを見ているだけで、胸が痛い。歌を届けて、皆さんが元気になってくれればいいなと思います」と語った。
今回の目玉企画は、不世出の歌手である美空ひばりさんにスポットを当てた特集「没後30年!美空ひばりは永遠に」。名曲「リンゴ追分」や「真赤な太陽」「悲しい酒」「川の流れのように」など、昭和からの名曲を令和に歌い継いだ。
芸能プロダクション「新栄プロダクション」社長で、1965年に「新聞少年」を大ヒットさせた歌手の山田太郎(71)も初参加。「皆さん、一生懸命歌って、歌声で勇気づけられたら」と歌の力に期待を寄せた。