大名跡、神田伯山44年ぶり復活。精進誓う
あす11日に真打ち昇進と同時に、44年ぶりに復活する講談の大名跡、六代目神田伯山(かんだ・はくざん)を襲名する神田松之丞(36)が9日、都内で襲名披露パーティーを開催した。
落語家の立川志の輔(65)や林家正蔵(57)、テレビ番組で共演しているタレントの滝沢カレン(27)、放送作家の高田文夫氏ら関係者約400人が祝福に駆けつけた。
お祝いのあいさつに立ったカレンは、居並ぶ笑いのプロ、落語家の前で「講談の『ら』の字も知らなかった」とおおぼけ。高田氏は、「松之丞さんがここまで来たのは妻の力のおかげ」と持ち上げるスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーのすぐ後のあいさつで、「70歳を過ぎたら再婚して。最近、自分の周りにもそういう人(=ビートたけし)がいたんで」とまぜっかえし笑いをさらった。
松之丞は締めのあいさつで「当たり前ですが、ひとりではなかなか越えられないところがありましたが、みなさまのお力を借りて、ここまでやってこれました、まずは師匠に感謝を申し上げたいと思います」と恩師へを感謝を述べ、「重い重い名前なんですが、10年後20年後30年後、伯山を継いでよかったと思ってもらえるような六代目になりたいと思います」とさらなる精進を誓った。
披露興行は11日から、東京・新宿末広亭で始まる。