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松本白鸚、娘が「夢をかなえてくれた」

2020年2月12日 22:15
松本白鸚、娘が「夢をかなえてくれた」

歌舞伎俳優の松本白鸚(77)、松本幸四郎(47)が12日、第三十六回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の製作発表会見を都内で行った。

讃岐の春の風物詩「四国こんぴら歌舞伎大芝居」が4月11日から26日まで、日本最古の芝居小屋である香川・琴平の金丸座(旧金毘羅大芝居)で開催。本公演は、松本幸四郎改め二代目松本白鸚、市川染五郎改め十代目松本幸四郎の襲名披露と銘打ち行われる。

白鸚は「なんとかこの、金丸座の高麗屋の襲名が無事済みますように、私はそれが念願でございます。夢でございます」とあいさつ。
幸四郎は、第1部の「隅田川続俤(すみだがわごにちのおもかげ)法界坊」について「不思議なお芝居ですけども、真面目に面白く、魅力を伝えるということに徹したい」と意欲を伝えた。

白鸚の娘、幸四郎の妹で女優・歌手の松たか子(42)が日本時間10日、米・ロサンゼルスで行われたアカデミー賞の授賞式で歌唱したばかり。
白鸚は「素晴らしいことだと思う。夢をかなえてくれた」と笑み。50年前に自身がミュージカル「ラ・マンチャの男」でブロードウェーの舞台に立ったことを振り返り、「この日のために自分は英語で歌ったんだなって思いました。本当に(娘は)いい仕事をしてくれた」とうれしそうに語った。

一方、幸四郎は「すごい人だなって…。お芝居ごっこを小学校の時にやっていたときには、相手役にしていましたので、彼女の芝居の原点は僕のお芝居。だから、あそこにいることができる」と自慢げに言い、笑いを誘った。